現役の自動車ディーラーセールスの
ナカモリサトル(@SatoruNakamori)です。
クルマが欲しい!でも新車はお金が・・・
という人は中古車を検討すると思います。
しかし、中古車という選択が本当にトクか損かは
選ぶクルマや状況によって異なります。
あなたが選ぼうとしている中古車は本当に
お買い得なのかどうか、自動車ディーラーセールスの
目線で語りますので、参考になれば嬉しいです。
目次
「新車よりも安いから中古車」という発想は危険
中古車は安い。そう思われがちです。
誰かが数年使ったあと売られているので当然ながら
新車よりも価格は下がります。
しかし、その価格が新車とどれくらいの違いがあるのか、
それによっても大きく異なります。
中古車には「定価」は無くて「相場」がある

中古車には新車のような定価はありません。
1台1台、装備も状態も異なり、全く同じクルマは
無いので定価という発想がありません。
その代わり中古車としての「相場」で価格が決まります。
この相場が中古車の価格を決める大きな要素です。
中古車の価格が決まる法則
中古車の価格はおおよそ、下記の2段階方式で価格が決まります。
1.資産価値を決める
クルマとしての資産価値が決まったうえで
2.中古車の価格が決まる
資産価値 × 人気度(相場) × 色 × 状態(傷や修復など)
となります。
上記の中でも相場が最も変動要素が高いのです。
人気車種は中古車でも結果的に割高

自分が欲しいと思うクルマはどんなクルマでしょうか。
もし、大人気のクルマならば中古車でも人気があるので
相場によって価格が押し上げられ、割高な買い物に
なってしまう可能性もあります。
SUV、軽自動車、スポーツカーは特に注意
特に今クルマとして流行の形であるSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)や
軽自動車、スポーツカーは特に中古車でも人気の車種です。
これらの形状のクルマを中古車で検討している方は特に注意が必要です。
不人気車種タイプのクルマはむしろお買い得
現状(2018年現在)ではセダンタイプやステーションワゴン、
一部のミニバンは相場が下がっている傾向があります。
これらのタイプのクルマをお探しならば中古車の選択もアリです!
供給過多な古いコンパクトカーは値崩れしやすい
年式が5年以上たったコンパクトカー(フィットやマーチ、ヴィッツなど)は
中古車でもたくさん出回っているので、値崩れを起こしやすい傾向があります。
車種は限られますが、安く中古車を買うなら選択肢として入れておきたい発想です。
クルマ選びはプロに相談しよう

新車・中古車に関わらずクルマの相談はプロに
お願いするのが一番です。
よく、ディーラーのセールスマンを信頼すると
騙されて損をすると思ってやたら警戒し、
自分の知識だけでクルマを選ぼうとする人が
いますが、正直もったいないなと思ってしまいます。
客観的に個別アドバイスも提供しています
私自身もクルマの購入に関するコンサルティングや
値引き交渉のアドバイスをnoteで提供していますので
こちらも宜しければごらんください。